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介護脱毛の必要性

介護脱毛の必要性 要介護者の陰部周りの『毛』の専門調査

提出者:株式会社LOWE 斉藤憲司

はじめに

2019年、コロナが大流行し世界を震撼させた。

日本では高齢者や病気を患っている人は感染し、感染スピードも速く、亡くなる人まで出てくる惨事に・・・。特に病院や介護施設の感染は早い。

いま介護がどのような状態なのか、そして要介護者に対して安全でより効果的な対策を考えた。

メディアなどにも取り上げられています。
  • 中日新聞
    2021年3月17日 記事引用

  • 週刊新潮
    2019年12月12日号 記事引用

  • NHK(あさイチ)
    2021年12月2日 放送回引用

介護の担い手は約7割が「家族」や「親族」

すべての高齢者が介護施設へ入れるというわけではない。

家族がいれば家庭内での介護を希望する者も多くなるだろう。
食事・入浴・排泄などの身の回りのお世話を介護者はある程度身に付けておく必要がある。

  • 要介護者との続柄と主な介護者の構成割合

  • 介護者が困難と感じている介護活動

排泄介助の問題

要介護者の排泄介助は、介護が慣れた人でも10~15分ほどかかる。

赤ちゃんのオムツ交換と違い、相手は大人である。体も大きければ、排せつ物も大きくなる。

人手不足やコロナ対策で通常の業務にも支障が出ている中、排泄介助の拭き漏れなどから皮膚炎や感染症を引き起こす率が上がる。

排泄介助に関する知識
  • 尿や便の特徴

    ① 尿や便(排泄物)との接触

    便には酵素や大腸菌などの腸内細菌が多く含まれる。

    排泄後は雑菌に分解され、時間と共にアルカリ性に変化し、肌にとっての刺激物となり、肌にダメージを与える。

    ② 尿や汗によるオムツのムレ

    オムツは漏れを防ぐ構造になっているため、オムツ内は汗や尿の水分により、高温多湿な環境となる。

    これは肌をふやけさせ、ふやけた肌は傷つきやすくなる。細菌にとって住みやすい環境のため、細菌が増殖しやすい。

  • 肌のバリア機能

    肌の表面は通常弱酸性である。

    尿や糞便はアルカリ性に変化し、長時間皮膚に触れることにより刺激物になる。

    また、肌の表面のバリア機能が壊れることで水分維持ができなくなりIADを発症する。

  • 皮膚炎について

    排泄物による皮膚疾患(IAD=失禁関連皮膚炎)

    尿失禁や便失禁で、排せつ物が皮膚に接触することにより起こる皮膚炎。

    オムツをすることが常態化した高齢者や要介護者にとって深刻な問題の一つである。

    皮膚は元々バリア機能としての役割を持ち、オムツをすることにより皮膚のバリア機能は低下し物理的抵抗力が下がる。

    IAD発症(図①)による皮膚バリア機能の破綻がその他の皮膚炎を引き起こす前段階になる。

    • 図① IADのメカニズム

  • 毛について

    ① 毛が本来生える医学的理由

    体毛の役割は「体温を保つ、外からの刺激(紫外線、こすれ、衝撃など)から体を守る」というのが定説。

    人間の陰部はほぼ粘膜で覆われ、粘膜の再生能力はとても高く、傷ついてもすぐに修復されるが連続的な機械的刺激に対しては、皮膚ほど強くはない。

    したがって、周辺を毛で覆い保護するために、進化の過程で陰部に毛を残した。

    さらに、細菌など外部からの異物をブロックする役割もある。

    ② アンダーヘアに対しての認識

    アンダーヘア脱毛はここ10年で40倍に増加している。
    これはアンダーヘアに対して「ムダ毛」と認識する人が増えてきたこと、そして、毛が無いほうが清潔感や感染防止を訴える医師などが多く出てきたことが医学的理由を否定する要因と考える。

    • 調査対象者:20代~50代女性221名

    ③ 毛の正しい処理方法

    • カミソリで剃る行為は手軽で簡単だが、皮膚の表面を削ることになり、けがのリスクが上がるのと同時に感染しやすい肌状況になりかねない

    • 毛抜きや除毛クリームを使用して処理をする場合、毛抜きは毛穴の炎症や色素沈着の可能性が高まる

    • 近年の脱毛は痛みもなく剃るや抜く行為よりもお肌への影響が少ない長い期間を考えると多少コストはかかるが効率的で安全である

介護脱毛

介護脱毛とは、排泄介助が必要な高齢者や障がい者(要介護者)の陰部周毛を脱毛することにより尿や便から肌を守り、排泄介助がやりやすく、そして清潔保持がしやすいということを目的としています。

介護脱毛のメリット
  • ふき漏れ防止

    アンダーヘアに排泄物が絡まなくなるため、スムーズにおむつ交換ができる。

  • 感染症予防

    排泄物が毛に付着し、残った排泄物によるIADやその他の皮膚炎を防止することができる。

  • 衛生・清潔感

    衛生的な状態になり、雑菌が繁殖することもない。臭いの原因もなくなる。

  • 時間短縮

    排泄介助の作業時間1人あたり約15分かかるところが5分以内で完了。(※当社比較検討)

お客様の声

年頃になって生理が始まり拭くだけだとかぶれてしまうこともありました。

ニオイも出たり悩んでた時に介護脱毛を知って、毎日の排泄介助が本当に楽になってうれしいです。何より本人が一番うれしく思っていると思います。※ご家族様のコメント

  • 15歳(女性):要介護5
    病状:脳性麻痺、てんかん

薬学専門大学教授のご意見

光を放つ医療・美容行為に関して一般的に禁忌事項となっています。
※薬に含まれる光線過敏症のアレルギー反応が起こる可能性がある

光と薬物のアレルギー反応の因果関係について薬学にまつわる専門大学教授から安全性のご意見をいただきながら進めております。

介護脱毛のまとめ

  • 1コロナ禍によって気づいた今後の介護問題

    介護施設に介護者が入れない時代が来る!?
    1人ひとりの排泄介助に時間がかかり介護サービスに影響が出る。

  • 2オムツ生活者が引き起こす様々な症状

    オムツ生活者の尿や便が皮膚に付着することで皮膚炎をおこしやすい状態にあることが分かった。

  • 3要介護者にとって毛は不要?

    排泄物の菌が皮膚の毛穴から侵入し炎症や感染症を引き起こす。
    オムツを履く要介護者にとって毛は不要だということがわかる。

  • 4介護脱毛の必要性

    毎日の排泄介助は大変な作業である。介護士も要介護者も排泄介助が簡単になることを求めている。
    作業効率や介護士の負担を下げることで介護施設にとってもメリットは大きいと言える。
    これからの介護に不可欠な存在になる。

介護脱毛のご質問、お問い合わせは下記までご連絡下さい。

株式会社LOWE
  • 住所

    〒543-0023
    大阪府大阪市天王寺区味原町2-1

  • TEL / FAX

    06-4303-3516

  • 携帯番号

    080-1450-8117 (担当:斉藤憲司)

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